黒森歌舞伎はおよそ260年余の間、この村の農民が「妻堂連中」という一座をなし、伝承してきたものです。妻堂連中は、芝居を上演する他、歌舞伎の運営を受け待ち、日枝神社の祭典に関する重要な役割を担っています。以前は黒森芝居と言われていたものが、昭和31年保存会がつくられたときに、黒森歌舞伎と改めて呼ぶようになりました。原則として他所者(よそもの)が妻堂連中に加わることは許されませんでした。が、今はそういった決まりはなくなっています。
 黒森には芝居の虫が住みついていて、雪が降るとその虫が騒ぎ出すといわれています。数ある農村歌舞伎のなかで、降りしきる雪の間から観劇する日本で唯一の雪中芝居は、雪のページェント(野外劇)ともいえましょう。
 昭和51年には山形県の無形民俗文化財の指定を受け、斎藤茂吉文化賞、河北文化賞等を受賞しています。福島県の檜枝岐歌舞伎と並んで、"冬の黒森・夏の檜枝岐”と親しまれ、東北二大農村歌舞伎として広く知られるようになりました。
また、近年は浅草公会堂、福島県立美術館、国民文化祭等へ公演に出向くなど、県外でも高い評価を受けています。
◎みどころ◎
 
演じる役者は、普段、農家や会社員ですが、そういったひとたちが化粧をし衣装に身を包み、歌舞伎役者として登場するのです。振り付けやお囃子も中央の歌舞伎を気にすることなく、昔から伝えられているとおり演じられています。かつては親近感からか役者がセリフにつまると観客が教えるといった光景も見られたそうですが、現在は、役者も上手になり立派な舞台をみせ、観客との掛け合いもまた楽しいものがあります。
 観客は、地元の人々や歌舞伎休みの小学生が中心ですが、近年は全国から歌舞伎ファンが訪れ、賑わっています。皆、思い思いにお酒や御馳走(精進料理)を持ちこんだり、なかには七輪で餅などを焼いていたりと、舞台の下でも楽しんでいる風景も見られます。

▲ 出番を待つ子役 ▲公演前の舞台風景

黒森歌舞伎保存会事務局
酒田市中町1丁目4-10 酒田市教育委員会文化課内
TEL:0234-26−5777      FAX:0234-23−2257
個人会員年一口1,000円    法人会員年一口5,000円
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上演日時/2月15日・17日
交通
酒田駅
車20分

バス30分
黒森
庄内空港
車10分
バス15分
黒森
◎お問い合わせ/酒田観光物産協会 TEL:0234(24)2233
        酒田市観光物産課 TEL:0234(26)5759
屋外客席での観賞となりますので厚着をしてご来場下さい。
また、食事は各自持参してくださるようお願いします。
黒森歌舞伎グッズ、地元特産品の出店があります。
 
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